シミ対策 皮膚科
皮膚科での美肌再生治療が、今では珍しくなくなりました。
シミやソバカスばかりでなく、ニキビや小ジワなども治療していますよね。
そうです、しみ対策として、皮膚科治療というのが、
女性の選択肢のひとつになっている時代です。
そもそも、シミというのは、表面に現れてしまったものは
「消えない」といわれてきましたが、本当にそうなのでしょうか?
皮膚科治療が必要なシミ、その種類や治療方法を調べてみました。
また、皮膚科でしみ治療をすることに関しての注意点も書き出してみました。
皮膚科治療が必要なシミ
●老人性色素斑(日焼け記憶じみ)
積み重なった紫外線による肌ダメージが、メラニン色素を作り出して、
加齢と共に肌表面に現れるタイプのしみ。
シミの80%近くは、この日焼け記憶じみだと言われています。
だいたい30代くらいから現れ始め、40代に入るとクッキリと色も濃くなってきます。
濃いシミになってしまうと、皮膚科での治療でなければ対応できません。
●脂漏性角化症(出っ張りじみ)
日焼け記憶じみと一緒に現れることが多く、加齢や紫外線の刺激が原因とされています。
最初はちいさな膨らみだったり、薄い色素なのが、徐々に黒色まで変化していきます。
体中に出来る可能性はありますが、見える場所に現れると厄介ですね。
出っ張りじみは、皮膚科でしか消すことができません。
●雀卵斑(ソバカス)
遺伝的要素が大きいといわれるシミで、年齢に関係なく10代でも現れます。
色の白いタイプの人、皮膚の薄い人に出来やすい傾向があるようです。
予防までは、化粧品で対策ができますが、濃くなってしまった場合は、
皮膚科治療しか消すことはできません。
しかし、ソバカスの場合、皮膚科治療で消えても、
再発する可能性の高いシミなので、やはり予防に気をつけたいですね。
●花弁状色素斑(強烈日焼けじみ)
野外スポーツ選手など、短時間に
強力な紫外線を浴びることで、出来てしまうシミです。
ダメージが深く、化粧品では薄くすることは不可能だといわれていますので、
皮膚科治療が必要になってきます。
皮膚科でのシミ治療法
・スイッチレーザー
もっとも一般的な「シミ取りレーザー」で治療ができます。
シミ取りレーザーの種類は、スイッチレーザーといわれるもので、
ルビーやアレキサンドライトなどの宝石を使ったものが有名ですね。
その他、炭酸ガスレーザーやレーザートーニングなどの方法があります。
1回の照射時間は数分。
回数はシミの種類、深さや面積によって変わってきます。
治療後のアフターケアには、細心の注意が必要で、中でも乾燥と紫外線は大敵です。
・ケミカルピーリング
比較的マイルドな治療法です。
グリコール酸やサリチル酸を使ったピーリング剤が主で、
ニキビや毛穴治療にも使われます。
1回の治療では、シミは薄くならないので、何回か通院する必要があります。
ピーリング後は、肌がデリケートになっているため、
保湿と紫外線対策を忘れるとかえって悪化させてしまうので、注意が必要です。
これらの他にも、光治療やダーマローラ、イオン導入などの治療法があります。
シミの皮膚科治療で注意すること
- ・保険適応で治療ができるものと、そうでないものがある。
- ・シミ治療を開始するならば、紫外線が弱まる秋から冬にかけてが良いでしょう。
- ・治療中に別の肌トラブル(ニキビや火傷など)が起こった場合、どのような対応になるのか聞いておきましょう。
- ・シミによっては薄くなるだけで、皮膚科治療でも消せないものもあります。
- ・料金に差があるので(保険適応外の場合)、事前に確認しておきましょう。
いかがですか?
皮膚科での治療は、ハイリスク・ハイリターンともいえる印象を受けませんか?
それよりも、日ごろのシミ対策をすることの方が、結果的には有効なのかもしれませんね。